本記事では、縮毛矯正後に風呂はいつから入ってよいのか(いつから)、どうしても風呂入りたいときの入り方、風呂上がりの正しいケアまで、美容室目線でわかりやすく解説します。
入浴・洗髪のタイムライン目安

薬剤の種類や毛髪の状態、サロンの方針で指示が異なるため、以下はあくまで一般的な目安です。
迷ったら担当美容師の指示を最優先してください。
タイミング | 入浴 | 洗髪 | ポイント |
---|---|---|---|
当日(0日目) | 湯船NG・首から下の短時間シャワーは可(顔や前髪に蒸気が当たらないよう注意) | NG | 高温の蒸気・湿気でうねりが戻りやすい時期です。 耳にかける・ゴムで結ぶ・帽子は避けてください。 |
翌日〜48時間 | 短時間のシャワーは可。 浴室は換気し、ぬるめのお湯を推奨します。 | 基本は我慢。 どうしても洗いたい場合は担当の指示があるときのみ可。 | 濡れ時間を最小化し、風呂上がりはすぐ乾かします。 寝ぐせがつかない枕カバー(シルク等)も有効です。 |
48時間以降 | 通常入浴に移行可(長風呂は避けめに)。 | 洗髪再開可(摩擦レス・ぬるま湯・保湿重視)。 | 熱ダメージ対策にヒートプロテクトを使用し、必ず完全乾燥します。 |
「風呂入りたい」ときの正しい入り方

- 浴室の換気扇を先に回し、できればドアを少し開けて蒸気を逃がします。
- 温度はぬるめ(36〜38℃目安)に設定し、入浴は短時間で済ませます。
- 髪はシャワーキャップで覆い、顔まわりに蒸気がこもらないよう気をつけます。
- シャワーは首から下に当て、髪や前髪に水滴が飛ばないよう弱い水圧にします。
- 上がったらすぐに洗面所で冷風を数秒当て、湿気を払い、ブラシは使わず目の粗いコームで軽く整えます。
- 万一濡れた場合は、根元→中間→毛先の順に温風でまっすぐ引き出しながら速やかに完全乾燥させます。
縮毛矯正後の「風呂上がり」ベストケア

- タオルドライは押し当てるだけで摩擦を最小限にします。
- ミルクまたはオイル系のアウトバスを中間〜毛先中心に少量なじませます。
- ドライヤーは根元から乾かし始め、毛流れに沿って上から下へ風を当てます。
- 8〜9割乾いたら冷風でキューティクルを整えてツヤを固定します。
- 仕上げに軽いオイルを1滴だけ毛先に、つけすぎはペタンとする原因です。
NG行動リスト(最初の48時間)

- 髪を濡らす、長風呂やサウナで蒸気を浴びること。
- 耳にかける・結ぶ・ピンで留める・帽子やヘルメットを被ること。
- 濡れたまま寝る、自然乾燥で放置すること。
- 高温のアイロンやコテでの強いプレス。
よくある質問(風呂入らない・いつから・入り方)

Q1.当日は「風呂入らない」ほうがいいですか?
A.はい、当日は湯船と洗髪は避け、首から下の短時間シャワーにとどめるのが安心です。
Q2.「いつから」洗髪しても大丈夫ですか?
A.一般的には48時間以降が目安ですが、薬剤や毛髪の状態で変わります。
サロンから個別に指示がある場合はそれを最優先してください。
Q3.正しい「入り方」のコツは?
A.蒸気を避ける、短時間、ぬるめ、髪を覆う、風呂上がりは即・完全ドライが鉄則です。
Q4.前髪だけうねりが出たときは?
A.濡れていればすぐに温風で根元からまっすぐに引き出して乾かし、最後に冷風で固定します。
強いアイロンは避けてください。
サロン活用で仕上がり長持ち

まとめると、当日は風呂・洗髪を控え、48時間は湿気と摩擦を避け、風呂上がりは根元から完全乾燥が基本です。
この3点を守るだけで、仕上がりの持ちとツヤに大きな差が出ます。
不安な点は、サロンでお気軽にご相談ください。