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縮毛矯正後にうねりが残る理由と正しい対処法|前髪の直し方・アイロンのコツ・サロン再施術の目安

縮毛矯正をしたのに「うねりが残る」「前髪だけ収まらない」などのお悩みは珍しくありません。
原因を正しく見極めて、髪に負担をかけずにリカバリーすることが大切です。

本記事では、サロン目線での原因と対処法、再施術の判断基準、アイロンの応急ケア、そして返金やお直しの考え方までわかりやすく解説します。

まずは現状チェック|「うねりが残る」のタイプを把握しましょう

  • 根元だけがモヤっと浮く、またはうねる状態か
  • 中間〜毛先にゆるい波打ちが残っていまるか
  • 前髪だけが曲がる、割れる、毛先が内外に跳ねる状態か
  • 湿気の日や汗ばむ場面でだけ戻りやすいか
  • アイロンを当てると一時的に伸びるが、時間が経つと戻るか

タイプを切り分けることで、原因と処置の的確さが大きく変わります。

うねりが残る主な原因

薬剤・前処理のマッチング不足

髪質や既矯正部の履歴に対して薬剤パワーが弱すぎる、または強すぎると、伸び切らない・質感低下のいずれかが起こります。
特にブリーチ毛やハイダメージ毛には、酸性や低アルカリの選定が必要な場合があります。

塗布ムラ・放置タイムの不均一

根元〜中間〜毛先で薬の効き方がズレると、部分的なうねりが残ります。

アイロン工程の温度・テンション・プレスの問題

温度が低すぎると結合が固定されにくく、高すぎると質感が硬くなり戻りも早まります。
アイロンは「温度×スルー速度×テンション×プレス面の均一さ」が鍵です。

前髪特有の生えグセ・短毛の影響

前髪は生え際の方向性と短い毛が混在し、他の部位よりも繊細なコントロールが必要です。
前髪だけうねりが残るケースは、低温で回数を増やす丁寧なアイロン設計とセクション分けで改善します。

すぐできる応急ケア|自宅でのアイロンのコツ

  • 乾いた髪に耐熱アウトバスを薄くつけ、コームで均一にとかします。
  • 前髪は幅1〜1.5cmの細いスライスで取り、130〜150℃程度から試します。
  • 根元はつぶし過ぎず、軽いテンションで1〜2回スルーします。
  • 毛先は軽く内に入れる程度で止め、プレスの押しつけ過ぎを避けます。
  • 毎朝の高温連用はダメージと戻りの原因になるため、温度は必要最低限に抑えます。

サロンでの解決策|再施術・部分矯正・前髪だけの直し

当店では、うねりのタイプに応じて以下のメニューをご提案します。

  • 前髪ポイント矯正:前髪のみの薬剤再設計と低温多回数のアイロンで、割れ・うねりを狙って補正します。
  • リタッチ矯正:根元〜中間の伸び残りに合わせ、薬剤のpHとパワー、放置タイムを微調整します。
  • 酸性・弱酸性矯正:ハイダメージや細毛・軟毛に適した穏やかな処方で、柔らかさと持続性の両立を目指します。
  • 中間処理・後処理のタンパク補給やキトフィルムで、定着と手触りを高めます。

「返金」やお直しの考え方

縮毛矯正は髪履歴や当日のコンディションの影響が大きく、仕上がり評価が難しいメニューです。
当店ではまず原因を丁寧に診断し、お直しの可否と方法をご説明したうえでご提案いたします。

  • お直し・再施術の規定はサロンごとに異なるため、期間や条件は事前にご確認ください。
  • 「返金」対応の可否もサロン規約や技術保証の範囲に準じます。
  • 仕上がりにご不安がある場合は、まずは施術日からできるだけ早くご相談ください。

セルフ応急処置とサロン再施術の比較

選択肢メリット注意点
自宅でのアイロン応急処置その日のうねりを一時的に抑えられます。高温連用でダメージや戻りが悪化する可能性があります。
サロンでの再施術・部分矯正原因部位に絞った薬剤再設計と工程で、持続性と質感の両立が期待できます。髪の体力に合わせた設計が必要なため、事前カウンセリングが不可欠です。

セルフとサロンの違いを比較してくださいね!

再施術の目安と予約タイミング

  • 明らかな伸び残りで、健康毛〜普通毛の場合は数日〜1週間程度での早期相談が目安です。
  • ハイダメージ毛やブリーチ履歴がある場合は、コンディションを整える前処理期間をいただく場合があります。
  • 前髪のみのうねりは部分矯正で早めのリカバリーが有効です。

前髪の直し方|サロン&ホームのポイント

  • サロン:前髪の生えグセに合わせた細かいセクション分けと低温多回数のスルーで固定します。
  • ホームケア:起床後に根元を水ミストで軽く濡らし、ドライヤーで方向付けしてから低温アイロンで仕上げます。

前髪は温度を上げすぎず、プレスし過ぎないことが長持ちのコツです。

当日からできるアフターケア

  • 耐熱タイプのアウトバスを薄く使用し、コームで均一に行き渡らせます。
  • 湿気が強い日は仕上げに微粒子のオイルやバームで表面をコーティングします。
  • 連日の高温アイロンとタイトな結び方は、折れ・戻り・ダメージの原因になります。

よくある質問(FAQ)

Q.毎朝アイロンをしても大丈夫ですか。

A.可能ですが、温度を下げて回数を最小限にし、耐熱ケアを併用してください。

Q.前髪だけの矯正は効果がありますか。

A.はい、前髪の生えグセや長さに合わせた部分矯正は有効です。

Q.返金はできますか。

A.サロンごとの技術保証や規約により異なるため、まずは状態確認とカウンセリングのうえでご案内いたします。

まずは無料カウンセリングへ

仕上がりに違和感があるときほど、ご自身で強い熱処理を続ける前にプロへご相談ください。

「どこをどう直すか」を明確にしてから再施術することで、髪の体力を守りながら理想のストレートに近づけます。

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