朝のスタイリングをもっと楽にしたい方へ、縮毛矯正と「セット」の正しい関係を美容室目線でわかりやすく解説します。
メンズのセットや前髪の扱い、ワックスやアイロンのやり方、「いつからセットできる?」まで丁寧にまとめました。
正しいケアとセット方法を知れば、縮毛矯正は毎日のスタイリングをぐっと時短しながら自由度も保てます。
来店前Q&A|当日は「セットしていく?」

- 施術当日はスタイリング剤(ワックス・オイル・スプレー)を付けずにご来店ください。
薬剤の反応や毛髪診断を正確に行うためです。 - 寝ぐせは軽く整える程度でOKです。
無理にアイロンで伸ばしたり、しっかりブローしてセットしていく必要はありません。 - 当日朝の濡らし直しは不要です。
乾いた状態のほうが施術前の状態を正確に見極められます。
縮毛矯正後「いつから」セットできる?|目安スケジュール

髪質・薬剤・履歴で個人差はありますが、当店の基準目安は以下です。
迷ったら無理をせず、担当スタイリストにLINEやお電話でご相談ください。
タイミング | できるセット | 注意点 |
---|---|---|
施術当日 | 手ぐし+ドライのみ | 洗髪・ワックス・アイロン・帽子・きつい結び目は避ける |
24時間以降 | 軽いブロー、少量のオイルでまとまりづくり | 強いクセ付け(耳掛け長時間・タイト結び)は控えめに |
48時間以降 | ワックスで束感、低温アイロンで内巻きなど短時間の形付け | 高温・長時間のプレスは避ける(目安150〜160℃) |
1週間以降 | ほぼ通常通りのセット | カラーなど他メニューは1週間空けると安心 |
基本の「セット方法(やり方)」5STEP

- タオルドライで根元の水分をしっかりオフします。
- ドライヤーは根元から先に乾かします。
根元が決まると毛先は自然に収まります。 - つむじ・前髪の生えぐせを意識し、風を左右に振ってフラットにします。
- 8〜9割乾いたら、冷風で表面をなでてツヤを定着させます。
- 必要に応じて少量のオイルやワックスで仕上げます。
つけすぎはペタンとなる原因です。
前髪のセット|割れ・うねり対策

- 前髪は根元の方向づけが命です。
左右から交互に風を当て、最後に下方向へ落として冷風で固定します。 - 施術直後はピン留め・ヘアバンドなど強い跡が残るアイテムは控えましょう。
- ワックスは米粒〜パール1/3量を手のひらでよくのばし、表面ではなく内側から薄く。
つけすぎると束で割れやすくなります。
メンズの「セットできる」コツ

- 根元のボリューム設計が鍵です。
トップは根元を立ち上げるように前後左右から風を当て、冷風で固定します。 - ワックスはライト〜ミディアムホールドを薄く全体→足りないところだけ追い付け。
前髪・もみあげは特につけすぎ注意です。 - 毛先のカールが欲しい場合は48時間以降に低温アイロンで2〜3秒タップ。
プレスしすぎず「滑らせて丸める」イメージが◎です。 - フェードやツーブロックは、伸びに合わせてメンテ来店で「セット楽」を継続できます。
ワックス/オイルの選び方と量の目安

- 広がりやすい髪→軽めのヘアオイルを1〜2滴から。
ベタつきやすい方はミルク系で水分バランスを整えます。 - 束感・動きが欲しい→ライトワックスを米粒〜パール1個分から。
手のひらと指の間まで完全に透明になるまで伸ばしてから塗布します。 - 「少なすぎるかな?」くらいから始め、足し算するのが失敗しないコツです。
アイロンの使い方(カール・内巻き)

- 48時間以降、150〜160℃の低温が目安です。
同じ箇所に長時間当てないでください。 - 前髪はプレートを浮かせ気味に丸め、最後に冷風で固定。
根元をつぶさないのがポイントです。 - 毛先ワンカールは「挟む→滑らせる→離す」をテンポよく。
形が付いたら触りすぎないことがキープの近道です。
「セットなしで楽」に近づく施術プラン

- 前髪・顔まわりの部分縮毛矯正で朝の手間を最小化。
気になる所だけをピンポイントに整えます。 - 根元は矯正、毛先はやわらかい質感を残すカットで丸みをキープ。
ブローだけで内巻きシルエットが作りやすくなります。 - 「セット楽」を最大化するホームケア(ドライ前の洗い流さないトリートメント・ドライヤーの当て方)もレクチャーします。
説得ポイント|縮毛矯正で時短&清潔感アップ

毎朝のスタイリング10分が短縮できると、1年で約3,650分=約60.8時間の節約です。
湿気に強く、いつでも清潔感のある印象を保てるのはビジネスでも大きな武器です。
家族やパートナーへの「説得」にも、時間の価値と見た目の印象改善は有効な材料になります。
スタイリング剤の目安表

長さ | 目的 | おすすめ | 量の目安 |
---|---|---|---|
ショート(メンズ含む) | 束感・立ち上げ | ライト〜ミディアムワックス | 米粒〜パール1個分 |
ボブ〜ミディアム | まとまり・ツヤ | 軽めオイル or ミルク | 1〜2滴 or パール1個分 |
ロング | 毛先の保湿 | オイル+少量ワックス | オイル2〜3滴+ワックス米粒 |
やりがちなNG集

- 施術当日の帽子・タイトな結び目・長時間の耳掛け。
跡が残る原因になります。 - 高温アイロンの長時間プレス。
硬さ・パサつき・折れの原因に。 - ワックスのつけすぎ。
ペタンと重く見え、シャンプー残りでダメージにつながります。 - 濡れたまま就寝。
寝ぐせが強くつき、朝のセットがむしろ大変になります。
よくある質問(FAQ)

Q.縮毛矯正のあと、いつからアイロンでカールを作れますか?
A.目安は48時間以降、低温・短時間で様子を見ながら行いましょう。
Q.前髪だけ強くうねるのですが、部分的に「セットできる」ようになりますか?
A.前髪・顔まわりの部分矯正で毎朝のブローが短時間になります。
割れ防止の乾かし方も併用すると効果的です。
Q.メンズですが、トップがつぶれやすいです。
A.根元から風を入れる乾かし方と、軽いワックスでの根元〜中間の質感コントロールが有効です。
まずはカウンセリングだけでもお気軽に

縮毛矯正は「クセを伸ばす」だけでなく「毎日を楽にする設計」が大切です。
髪質・履歴・ライフスタイルに合わせて、最適なセット方法と施術プランをご提案します。
「セットなしで楽」に近づく一歩を、私たちと一緒に始めませんか。