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縮毛矯正を長持ちさせるコツ|シャンプー・アイロン・トリートメント・美容院でのケア完全ガイド

縮毛矯正の仕上がりをできるだけ長持ちさせたい方へ向けた、毎日のケアと美容院でのメンテナンスの方法をまとめました。
大切なのは「洗い方」「乾かし方」「守り方」の3つです
本記事ではシャンプーやアイロン、トリートメントの選び方から、長持ちさせる具体的なコツまで美容師視点で解説します。

縮毛矯正が長持ち・短命になる理由

縮毛矯正は髪内部の結合を整えたあと、湿気や摩擦、熱ダメージで少しずつ乱れやすくなります。
「水分」と「摩擦」と「過度な熱」をコントロールできるかが持ちの差になります

長持ちさせるシャンプーの選び方

  • アミノ酸系・弱酸性のシャンプーを選び、洗浄力は「やさしめ」を基準にします。
  • 「ラウロイルメチルアラニンNa」「ココイルグルタミン酸TEA」などが目安です。
  • ヒートアクティブ系(γ-ドコサラクトンなど)やカチオン性補修成分配合はまとまりが持続しやすいです。
  • 香りや手触りよりも「キシまず、泡切れよく、乾かすと落ち着く」かで選びます。

洗い方のコツ(方法)

当日はシャンプーを避け、翌日から優しく洗うのが安心です
予洗いはぬるま湯で1分以上行い、泡で地肌を洗い、毛先は泡を通す程度にとどめます。
トリートメントは中間〜毛先のみになじませ、粗めのコームで一方向にとかします。
すすぎは丁寧に、最後はやや冷たくしてキューティクルを引き締めます。

「長持ちさせるシャンプー」の見極め表

チェック項目目安 / ラベル例ポイント
洗浄ベースアミノ酸系・ベタイン系必要な皮脂は残して、うねり戻りの原因になる乾燥を防ぐ
pH表示弱酸性キューティクルを整え、まとまりをキープ
補修・保護成分加水分解ケラチン・γ-ドコサラクトン 等ドライヤーの熱でハリ・まとまりを補助
仕上がりしっとり〜素直乾かすだけで面が整うかを基準に

ドライとアイロンの正解

  • タオルは優しく押さえるだけにして、こすりません。
  • ドライヤーは根元→中間→毛先の順で、最後は冷風で面をならすのがコツです。
  • 朝のうねりには、140〜160℃程度で「気になる部分だけ」を軽くスルーします。
  • 毎日の高温・多回数アイロンは持ちを縮める原因になるため最小限にします

トリートメント(インバス&アウトバス)の使い分け

  • インバストリートメントは「水分保持+表面の滑らかさ」を重視します。
  • アウトバスはミルクやミストで水分と柔らかさを与え、必要に応じて軽めのオイルで面を整えます。
  • 乾かす前のベース剤を欠かさないことが、長持ちの近道です

生活習慣でできるケア

  • 就寝前は必ず完全ドライにし、摩擦対策にシルク系の枕カバーを使います。
  • 雨の日は前髪や表面に薄くヘアミルクをなじませ、表面だけ軽くブローします。
  • 強い紫外線・プールや海の後は、やさしいシャンプーと集中トリートメントでリセットします。
  • 結ぶときは跡が残りづらいスプリングゴムやゆるいクリップを使います。

これはNG(持ちを縮めやすい習慣)

  • 濡れたまま寝ること。
  • 毎日の高温アイロンと同じ箇所への多往復。
  • 強すぎる洗浄力のシャンプーで軋ませ続けること。
  • きついゴムで同じ位置を長時間結ぶこと。
  • 縮毛矯正直後の強いパーマやブリーチの重ねがけ。

美容院でのメンテナンス(来店間隔の目安)

根元のリタッチは髪質にもよりますが約3〜6か月が目安です。
前髪や顔まわりはうねりが目立ちやすいため2〜3か月での部分メンテがおすすめです。
サロントリートメントは3〜6週間ごとに行うと、ホームケアの効果が乗りやすくなります。

よくある質問(Q&A)

Q. 縮毛矯正の当日はどう過ごせば長持ちしますか。
当日のシャンプーは避け、耳にかけっぱなし・強く結ぶなど跡がつく行為は控えます。
雨の日は帽子や折りたたみ傘で湿気を避けると安心です。

Q. カラーはいつしても大丈夫ですか。
同日や直後は髪の負担が大きくなりやすいため、基本は1〜2週間ほど間隔をあけてご相談ください。
先にカラーをするか縮毛をするかは髪の状態で変わるため、美容師が診断します

Q. 家のトリートメントとサロンのトリートメントは何が違いますか。
ホームケアは毎日の「保湿・保護・手触り維持」が役割です。
サロンケアは内部補修と表面コントロールを設計して、持ちを底上げするのが役割です。

Q. うねりが戻ってきた気がします。
湿気や乾燥、カットラインの乱れが原因のこともあります。
表面だけのうねりなら部分リタッチやブローの見直しでも改善するため、早めにご相談ください。

当店の「長持ち設計」カウンセリング

当店では仕上がりだけでなく持ちまで設計するカウンセリングを行っています。
薬剤選定・前後処理・アイロン温度とテンションの管理・ホームケアのレクチャーまで一貫対応いたします。
「長持ちさせるシャンプー」や「ご自宅アイロンの当て方」「最適なトリートメント」の具体的な提案もお任せください。

まとめ|今日からできる3箇条

  • やさしいシャンプーを使用し、洗いすぎない
  • 必ず完全ドライし、最後は冷風で面を整える
  • 毎日の高温アイロンは最小限にして、必要部位だけにする

正しいケアと定期的な美容院メンテで、縮毛矯正はもっと長持ちします。
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