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コラム
  • 縮毛矯正で「はげる」は本当ですか。禿げるのか不安な男のためのプロ解説と安全な対策

    「縮毛矯正をすると将来はげるのでは」と不安な方も多いはず。特に男性は生え際やトップのボリュームが気になりやすく、踏み切れないことも多いですよね。 結論として、適切な設計と施術管理のもとで行う縮毛矯正が、直接毛根を傷つけて禿げる原因になることは一般的にはありません。ただし、誤った薬剤選定や過度な熱・強い牽引、ホームケア不足が重なると切れ毛や一時的な抜け毛が増え、「薄く見える」ことはあります。本記事では仕組みとリスク、対策をプロ目線で解説します。 まずは結論と要点 縮毛矯正=必ずはげる、ではありません。「薄く見える」主因はボリュームダウンや切れ毛の増加で、毛根の数そのものが急減しているわけではないケースが大半です。男性はつむじや生え際の見え方が変わりやすいため、設計とアフターケアが重要です。 「はげたように見える」主な3つの理由 これらは施術設計とホームケアの最適化でコントロール可能です。 男性(男)の気になる部位別ポイント よくある不安と実態・対策 不安 実態 対策 サロンでの対応 縮毛矯正で禿げるのか 直接の毛根ダメージは稀で、見え方の変化が主因です。 ボリューム設計とダメージ最小化を徹底します。 薬剤塗り分け、温度管理、根元の立ち上げ設計を行います。 トップがぺたんとする 矯正後は髪表面が整い、元の広がりが収まるためです。 前後左右でテンションを変え、根元数ミリは攻めすぎない設計にします。 アイロン角度とテンション管理で自然なボリュームを残します。 切れ毛が増える 履歴やホームケア不足が重なると発生しやすいです。 前処理・中間処理・後処理で強度を支え、摩擦を減らします。 前処理トリートメント、pHコントロール、ケラチンサポートを実施します。 地肌がしみる 頭皮の状態や前日の刺激で敏感になっていることがあります。 前日シャンプーでのゴシゴシ洗いを避けます。 頭皮保護剤、ゼロテク塗布、放置タイム短縮を行います。 施術頻度の目安とリタッチ戦略 目安は3〜6か月ですが、髪質・伸び方・生活環境で個人差があります。基本はリタッチ中心で、新生部のみを整え、既矯正部はむやみに攻めないのが安全です。 ホームケアで差が出ます 予約前チェックリスト Q&A|「禿げるのか?」にプロが回答します Q. 縮毛矯正で本当に禿げるのですか。…

  • 縮毛矯正の「根元折れ」とは?原因・直し方・放置NGの理由とサロンの対応ガイド

    縮毛矯正後に根元付近が折れたように見える「根元折れ」。「一部だけ線が入る」「数日で切れるのでは」と不安になる方が多いお悩みです。根元折れは早めに正しく対処すれば、見た目と触り心地の回復が十分に期待できます。 本記事では美容室のプロ視点で、原因・放置のリスク・直す方法・画像の撮り方・よくある質問(クレームや返金、何ヶ月空けるか、アイロンの使い方、切れ毛との違い)までを整理してご紹介します。 「根元折れ」とは 縮毛矯正後、頭皮からおよそ1〜2cmの位置に「段差」「折れ線」「へこみ」のような跡が出る状態を指します。見た目は分け目や生え際、内側の一部にだけ出ることもあります。触ると根元がガクッと折れたような段差や、硬い“パキッ”とした質感を感じるのが特徴です。 主な原因 放置NGの理由 放置すると折れグセが固定化し、見た目の段差が伸びるまで残る・摩擦で切れ毛や断毛を誘発する可能性があります。スタイリングに時間がかかる、根元が浮く・割れるといった二次トラブルにもつながります。 症状の見分け表(画像チェックの前に) 症状 見た目のサイン 触感 対応の考え方 根元折れ 頭皮から1〜2cm付近に線・段差・凹みが見える。一部のみ出ることもあり。 根元でガクッと段差。硬さ・ひっかかり。 部分直し(リタッチ再矯正)や熱処理再設計が有効。早期相談推奨。 切れ毛・断毛 短い毛がピンピン立つ。場所が点在。 ザラつき・毛先が欠けた感触。 保護・補修中心。化学施術は見極めて。 うねり戻り 線ではなく全体の波打ち。湿気で強まる。 柔らかいが均一にまっすぐでない。 薬剤選定・工程見直しで再矯正。 根元折れが起きたかな?と思ったら 経過日数 × 推奨アクション(目安) 施術後の期間 目安の対応 当日〜3日 サロンへ画像相談。部分直しの可否を判断。 4〜7日(1週間) 早期の再チェック・部分再矯正が効果的。摩擦・高温は回避。 8〜14日…

  • 縮毛矯正は「根元だけ」で十分?頻度・時間まで美容師が解説

    うねりや広がりが気になるけれど、毛先は今のままの自然さを残したい方には「縮毛矯正の根元だけ(リタッチ)」が最適です。本記事では、頻度・効果・時間・結べるか問題、そして初めての方やメンズのポイントまで分かりやすく解説します。仕上がりの質と髪の健康を両立しながら、サロン通いを無理なく続けるコツもお伝えします。 「縮毛矯正 根元だけ(リタッチ)」とは 薬剤と熱の力で新しく伸びてきた根元のくせ毛だけをまっすぐに整える施術です。前回の縮毛矯正で既にまっすぐになっている中間〜毛先には基本的に薬剤や熱をのせないため、ダメージや不自然な硬さを最小限に抑えられます。「必要な場所にだけ施術する」= 時間とコストの最適化が叶います。 こんな方におすすめ 効果:どこまで変わる? 施術の流れと時間の目安 平均所要時間:2〜3時間(髪の量・くせの強さ・前処理により変動します)。 工程 内容 時間の目安 カウンセリング 既往歴(前回時期・薬剤・ホームケア)と仕上がり像の共有。 10〜15分 前処理 根元の状態に応じて保護・水分バランスを整える。 10分 薬剤塗布(根元のみ) 新生部に狙いを定めて塗布し、既ストレート部は保護。 20〜30分 放置〜チェック 還元の進み具合を毛束で確認。 10〜20分 流し・ドライ・アイロン 温度・プレス角度を髪質に合わせて調整。 30〜45分 2剤処理・後処理 形状固定と質感補修、pH・CMCバランスを整える。 15〜25分 頻度(リタッチ周期)の目安 髪は平均で1カ月に約1cm伸びると言われています。根元のうねりがスタイリングに影響し始めるのはおよそ2〜4cmが目安です。 髪質・くせの強さ おすすめ頻度 理由…

  • 縮毛矯正の匂いはいつまで続く?当日の対策と消す方法|学校や赤ちゃんがいても安心のポイント

    縮毛矯正のあとに感じる独特な匂いは「いつまで」「どれくらい」続くのか不安になりますよね。本記事では、匂いの正体から当日の過ごし方、バレない工夫や安全に匂いを消す方法までをやさしく解説します。学校や赤ちゃんがいるご家庭でも安心して過ごせるポイントもまとめました。 縮毛矯正の匂いの正体は? 縮毛矯正では髪内部の結合を一時的に切り、形を整えてから固定します。このとき使用する薬剤の一部は含硫黄成分を含み、乾燥や体温でわずかに揮発します。 「独特のサロンの匂い」はこの揮発によるもので、汚れや失敗ではありません。薬剤の種類・塗布量・加温条件・髪のダメージ度で感じ方が変わります。 匂いはどれくらい・いつまで続く? 目安は数時間〜48時間程度で、個人差があります。汗や湿気、帽子で蒸らす、ロングヘアで首元にこもる場合は体感が強くなります。 状態 匂いの体感目安 ひとこと対策 細毛・ダメージ少 数時間〜24時間 帰宅後の冷風ドライで早めに軽減 普通毛・ミディアム 24〜36時間 当日は結ばず、襟元を開ける 硬毛・ロング 36〜48時間 首周りを涼しく、就寝前も冷風仕上げ 当日の過ごし方|バレない・匂いしない工夫 汗で匂いは強くなる? 汗と湿気は匂い戻りの原因になります。ネープ(うなじ)や前髪の汗でこもりやすいため、ハンディファンやタオルでこまめにオフしましょう。スポーツや長時間移動の予定は施術の翌日以降にずらすのがおすすめです。 安全に匂いを消す方法(サロンとホーム) これはNG!やりがちな対処法 「頭痛い…」と感じたら まずは換気し、外気で深呼吸をして落ち着きましょう。可能であれば一時的にマスクを新しいものへ交換します。症状が強い・長引く場合は無理をせず医療機関へ相談してください。次回以降は低臭薬剤や塗布量・放置時間の調整をご提案します。 学校・赤ちゃんがいるご家庭のポイント よくある質問(FAQ) Q. 匂いは本当に「いつまで」続きますか? 多くの方は数時間〜48時間で気にならなくなります。ロングヘア・多汗・湿度の高い日は長く感じやすいです。 Q. 当日のシャンプーはOKですか? サロンの薬剤・工程によって異なるため、担当の指示に従ってください。指示がない場合は、当日は濡らさず翌日にやさしく洗うのが無難です。 Q. 「匂いファブリーズ」で消えますか?…

  • 【縮毛矯正 ナチュラル】ハードとの違い・前髪のポイント解説

    「真っ直ぐすぎるのはイヤ、でも広がりやうねりは抑えたい」という方に向けて、自然体のストレートを叶える「ナチュラル縮毛矯正」のすべてを解説します。 本記事では「ナチュラルストレートとは」「ナチュラルとハードの違い」「メンズや前髪のポイント」まで、丁寧にお伝えします。 仕上がりの自然さとダメージ配慮を両立しながら、明日からのスタイリングをラクにすることがゴールです。 ナチュラルストレートとは? ナチュラルストレートとは、地毛のような柔らかさと動きを残しながら、うねりや広がりをコントロールする仕上がりのことです。 縮毛矯正の工程自体は同じでも、薬剤選定やアイロン温度、テンションのかけ方を繊細に調整して「まっすぐすぎない直線」を作ります。毛先にほんのり内巻きの“記憶”を残すことで、ブロー時間の短縮と扱いやすさがアップします。 ナチュラル縮毛矯正の考え方 当店では「微還元×低温プレス×ゾーンコントロール」を基本設計としています。髪の太さやダメージ、既矯正部と新生部の差を見極め、薬剤の強さやpHをパネルごとに変えます。 前髪や顔まわりは特に繊細な部位のため、テンションとアイロン角度を弱めに設定します。“伸ばす”より“整える”発想が、ナチュラルの鍵です。 ナチュラルとハードの違い 「ナチュラルとハードの違い」を理解すると、失敗が減り理想の質感に近づきます。 項目 ナチュラル ハード 仕上がり 柔らかく自然な直線 強い直線でツヤ重視 ボリューム トップの空気感を残しやすい ボリュームが落ちやすい 薬剤設計 弱~中程度、部位で可変 中~高、クセに合わせて強め アイロン温度 低~中温、丸みを保持 中~高温、直線を固定 適性 自然さ重視、日常で馴染む 強いクセをしっかり伸ばしたい スタイリング自由度 動き・束感を作りやすい まとまり最優先で可変性はやや低め リタッチ周期の目安 3~5か月 3~6か月…